宗祖御降誕八〇〇年
 慶讃事業特設サイト

慶讃事業で行いました、
修繕や工事の様子をご紹介します。
ぜひご覧ください。

仏像・仏具の修繕

宗祖御降誕800年慶讃事業として江戸時代から護り続けてきた日蓮聖人像をはじめとする仏像や、篤信者にご寄進いただいた仏具を修繕しました。

御本尊

一塔両尊(題目宝塔、釈迦如来坐像、多宝如来坐像)
クリーニング、亀裂の補修、結合部の補強、漆塗り、彩色など
釈迦如来像 Before
Before
三宝諸尊 After
Close
釈迦如来像 After
Close
修復前の台座
修復前の台座
修復前の御顔
修復前の御顔
螺髪彩色
螺髪彩色
修復前の宝塔
修復前の宝塔
下地塗り
下地塗り
群青仕上げ
群青仕上げ

日蓮聖人像

クリーニング、亀裂の補修、整形、彩色、補箔など
日蓮聖人像 Before
Before
日蓮聖人像 After
Close
塵垢除去
塵垢除去
清拭
清拭
ふのり塗布
ふのり塗布
盛り上げ
盛り上げ
盛り上げの整形
盛り上げの整形
補箔
補箔

四菩薩像

亀裂の補修、クリーニング、補箔、彩色など
四菩薩像 Before
Before
四菩薩像 After
Close
四菩薩像 After
Close
光背
光背
補箔
補箔
補彩
補彩

その他の仏像(一部紹介)

亀裂の補修、クリーニング、補箔、彩色など
文殊菩薩像
文殊菩薩像
普賢菩薩像
普賢菩薩像
不動明王像
不動明王像
愛染明王像
愛染明王像

仏具

導師席の補修
導師席 Before
Before
導師席 After
Close
内陣天蓋
内陣天蓋
吊具
吊具
須弥壇
須弥壇
天蓋
天蓋
仏具
仏具
経机
経机
合わせて仏像14躯、仏具35点の修繕を行いました。

本堂の修繕・改修

建立から半世紀以上の時が経ち、本堂内、特に仏さまをお祀りする内陣に劣化が目立つようになりました。また、一部に耐震補強工事が必要であることが判明しました。末長く守り続ける、また、お参りされる方々に清々しさをお感じいただけるよう堂内の修繕・改修を行いました。

須弥壇(しゅみだん)

補修、クリーニング、補箔、彩色など
須弥壇(しゅみだん) Before
Before
須弥壇(しゅみだん) After
Close

開山堂(歴代住職位牌殿)・霊牌殿

床・壁・天井の張替え、補箔、木部の塗装など
開山堂(歴代住職位牌殿)
開山堂 (歴代住職位牌殿)
霊牌殿
霊牌殿

内陣

木部の塗装、照明器具の取替えなど
内陣 Before
Before
内陣 After
Close

外陣

外陣の土足化、木部の塗装など
外陣 Before
Before
外陣 After
Close
この他、天井の塗装、建具の塗装、照明器具の取替等を行いました。

配膳室内装・厨房機器取替

耐震補強、食器棚・水道・ガス機器の取替など
配膳室内装・厨房機器取替 After
After
配膳室内装・厨房機器取替 Before
Before

一階全域土足化工事

カーペット張替え、木部の塗装など
一階全域土足化工事 After
After
一階全域土足化工事 Before
Before

衣部屋・床張替

耐震補強、床の張替、木部の塗装など
衣部屋・床張替 After
After
衣部屋・床張替 Before
Before

花屋店舗の改装

旧たちかわ生花店の店舗スペースを改装し、少人数で使える客室と多目的スペースを設けました。
客室
客室
花屋用スペース
多目的スペース
この他、屋根の防水・板金補強工事、耐震補強工事(2箇所)の修繕を行いました。

墓地塀の架替え

境内の東・北区画墓地を囲む万年塀は戦前に架けられた箇所もあり、ひどく劣化しているところが多くありました。倒壊など、大地震に対する防災の観点から新宿区役所からも度々改善を請われていました。
安心してお参りいただくため、近隣の安全のためにも、塀架替工事を宗祖御降誕800年慶讃事業として行いました。

東側

東側 After
After
東側 Before
Before

北側

北側 After
After
北側 Before
Before

西側

西側 After
After
西側 Before
Before

工事過程

塀に隣接した墓地は76基あり、その内の48基に対しては一時的な墓所の移動や改修をさせて頂く必要がありました。ご理解を頂きました檀家各位に、改めて感謝申し上げます。
お陰様で、地域の景観に配慮した、安全かつ明るい外塀に生まれ変わりました。
Step.1

地質調査

地盤の状況を調査し、新しい塀に必要な耐震強度を算出しました
Step.2

墓所の移動

塀に隣接した墓所を抜魂し、一時的に移動させていただきました
(工事期間中、ご先祖様は納骨堂でご安置させていただき、完成後に改めて墓所を開眼し、御納骨をさせていただきました)
Step.3

万年塀の撤去、杭打ち

塀に隣接する墓所も多く、細心の注意を払いました
万年塀の撤去 杭打ち
Step.4

土留め、フェンス土台づくり

高低差の多い墓所を末永く安全に保つため、基礎を一からつくり直しました
土留め フェンス土台づくり
Step.5

フェンス取付け、躯体の配筋

スリットのある塀により、道路の明るさと墓所としての落ち着きの両立を計りました
フェンス取付け 躯体の配筋
Step.6

コンクリート打設、仕上げ

地震での倒壊を避けるため、基礎とフェンスを連結し、擁壁をつくりました
コンクリート打設 仕上げ

慶讃事業について

事業理念

  • 寺の護持
    430年以上続いてきた寺と先祖の廟所を維持、向上させる。
  • お檀家への便宜の向上を図る。
  • 荘厳で心の安まる環境を作る。
  • 世上を鑑み支出を抑え、適切な修繕を行う。

事業内容

仏像・仏具の修繕

仏像の修繕(14躯)、仏具の修繕(35点)

本堂の修繕・改修

須弥壇の修繕、歴代内仏・位牌棚の改修、内陣床の張替、内陣壁の修繕、照明器具の取替、木部の塗装工事、外陣全域土足化工事
屋根の防水・板金補強工事、耐震補強工事(2箇所)、配膳室内装・厨房機器取替、一階全域土足化工事、衣部屋・床張替、花屋店舗の客室への改装

墓地塀の架替え

東北区画墓地(東・西・北側)塀架替工事

宗祖御降誕800年
慶讃法要

令和3年6月16日
於 常圓寺本堂
浄財奉納者の顕彰 現世安穏後生善処を祈願
浄財奉納者800余人の方々のお名前を読み上げ、顕彰し、奉納者ご自身とご先祖の「現世安穏 後生善処」を祈願いたしました。
奉納者芳名を奉安
住職染筆の棟札、および奉納者芳名を御宝前に奉安いたしました。
法要は世情を鑑み、山内の僧侶のみにてお勤めし、法要の様子をインターネットにて配信いたしました。
法要の映像を「常圓寺公式チャンネル」にて配信しています。